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/ / | ハ l \ \ ヽ\ , | |__ⅥV ヽ ∧ ヽ \ Ⅵヘ | | | l | ∧ | ⅥV ∧ ∧ V ヽ Ⅵ| | A | | | | ヘl¬tpⅥヘ ∧ l V | | |リ | { ムト ヽ | | ヽ ̄二ヽヽ l、 | | ,| |, | l | \ヽ∧ | | ヽl Ⅵ | |l |l l l | ヽ_ V Ⅵ、 \ l ハ |l / _,/ / | | { V Ⅵ゙ヽt、_ ´_ ィ ´ | リj′ / l ム ゝ v トヽ `ヾ二二ニ.ァ / イ ハ | ‐ l l Vム \V| ― , l / l l 丶l | l Ⅵi Ⅵ、 イ / . | / ` ァ | l Ⅵト`\_ > ._ /l| / l′ / __// \ \ // | | ヽ,l /, .- \ 〃 、≧x、_、 ,l l Vl/レl N | , = 、 || ┌、 ` ¬ ヽ lゝソl ゝ ヽ / 〃 r \ || ∧ ∨ `t‐1 ≦三 \ }| , \ .|| //⌒l l | / 了 / ハ || 、__コヘ >‐|| ムl f^| | | rf´ .イィィ (ア } ゝ ) V/ _j| ヽl 」 ,′|――{ l └// // `¨´ ヽ f 〃 \ ノ l , /ィ / //7 ヽj { / `¨¨´ 〈 イ l/l/ィ /l// \` / ハ | l从l|_l_」 `¨¨´ l 廴ム__, 、 l l { _ 三i、 ├‐┤ ヽニ) ¬ソ 廴.ム__ { 、、 、 、 ヽヾ、 i、i´ l,jヽiソ / / / | | ヽ | | 、 、 | / / / | | | V | |_ .ィッ l、 ヽ ≧‐| l / / { | | V | / / ィ ヽ\_>‐ | | l l ′ V ト、 V V ∠ -‐ ツ \ ̄ | l | l |\ U V Ⅵ V l | l / ∠ _ -‐ ´ ̄` ーァ l il l l |r=≧x、 V Ⅵ V、 V | l ―<__  ̄ 、__∠ ヘ l| l l l 弋tP≧V lヘ Ⅵ V | | __彡 ´ 丶、__∧Ⅸ | | |` ̄ ̄ ̄ ヽl ヽⅥ V | l |ト tー`‐ /‐/l ヘ l | ト | \ ヘ Ⅵ Ⅵ ∨ | l || `\ / ィ ヘⅥ Ⅵl | ゙ト ヽⅥⅥ | | | l ハ , / l トⅥトl | { ヽ l V | | | レl `\ l / | | リ Ⅵ∧\ _`__ __ リ | | | | ル l′| | `l トヽ、 〃ー――ャ | | . | l | . l |、 l、ヽ\ U {{ }} | | //! / Ⅵ V | Ⅵ. \ ゝニニニソ ィ| // j/ ヽ ゙l ∨ | リ \ ―‐ / .| / // / l V | ヽ、 ∠ . l /イ / / || VV \ ヽ \ 、 \\ . / |、 |ー=Ⅵ\ 丶 V V ヽ ヽ ヽ | l v| Ⅵ=ヽ ヽ、 V V V ∧Vヘ . | | | |¬F=≧ミ、_V ヘヽ V V V ハ Ⅵ . | | | | l、 弋ぴ\ミV Ⅵ | V V ハ `l . | Ⅵ |V |  ̄ ̄ ̄_ V ハ\ | | | V | . | ハ l、 Vヘ ヘ \|ヽ)| | | V | V { ヘⅥ Vヘ ∧ `l \ | |l Ⅳ V \ ヘⅥ 、 VヘVヘ 丶 | |V | V ヽ \゙\_l\ Vヘ Ⅵ r‐ _ イ l| / Ⅵ l | 、 ヽ Ⅳヘ `l t.._ ´ | | || ,′ リ l | l { ヽ V | ヽヘ  ̄ ̄` ー‐-‐ ,| | || { . 丿 | Vヘ l V | `\ -一 /l /| | \ハ 一 ´ / Ⅳヘ ヽ V | l /| | `\ | ヘVハ. \ V | / | / ァ | l ヘⅥ `Ⅵ ハ / , | V ヘ`\ `l /| .l/ || ゝ ヘ…-、_ r-----く 、l / || \ ヘ ` ‐-_ / ヘ ヽ _ -――――- 、_ . ´ ヽ、 / \ / , ヽ . , ム 、 ∧ . / / /ヽ\ \ ∧ / l l\ \ \ \ ∧ . / / , / ` - \\ ヽ | | l 〃 / // ≧三_| ム | | l| | | ||/l.| _x≦__ ィ|| / l | | l| | |─―─┼|||| ` ノァ气定了 リム | | | | l| | | 斗f汽定テト|| ´ ̄ ̄ l ノ/∨ | l| |l V l  ̄| 「| |ヽ |_/ V ⅥⅥ V ゝ | l | l } | || | `l Ⅵ V 、 | l | { /| l/l ト、 Ⅵ V ヽ.| N ヽ ` , レ / ヽ.\ , イ Ⅵ ゝ. Ⅵ 、 ー__ "´ , / / \ ≧彡 ′ {_ンヽ l\ Vヘヽ、 / 〃/ { ` ≦ィ \_ム| \ト ∧ \__/ l|∧ ヽ\__/ ーz≦ ´丿. ィ \∧ リ{ V |``ー `ー‐´ | 从/ | ヽ ゙l Ⅵ ゝ { {`ー ノ´ ____ , "´ ` ‐- _ / \ / \ . / / ヽ / / \ \ \ ∧ . / / \\ \ ヽ ハ . / / /`ヽ、 \ \ \l | | . l l / `ー-、_ \l | | . | | | /l | __>‐ヽ | | . | | | | | | l l |, -‐==≦___ | ム-、 . | | | | | | / l | /ィ气辺了´ !/く } / . N l| l |/l| `l  ̄ ̄´ / )/// | | || | | | l| r‐/ | ⅥV | | |ハ ┌rく | ゙l Ⅵ | | |\ 丶 | ヽ Ⅵ | | ト、 、__ / \__,ノ `lヘ ト !l ヘ ー ` / / / \__/ } ヽ| ソ ゝ < /〃 、 `ー―一ツ 、_/ ` T ´ /|/l / | l ト、____/ `ー―‐ッ 丶 , !/ィ /| l / ー=≦_ イ /} //l/// /|/ V {/ / //‐彡 丿 ``ー / ´ ̄ / / . / / _ | __ ――┬┐ / // ヽ──── ニ .三三三ニ――< ̄\\\ / // . \ _ < ィ ´ | |, ===――ヽ 厂「厂 /// / . ` ≦__> ´ | | | |彡イァ¬ラ乏ア||〃 // / | | | Ⅳ | ト l  ̄ ̄ , | || 〃l___/ Vム |/ ⅥⅥヽ // |!! || | Vム l ン ⅥⅥ \ /イ /! !! || _j Vム Ⅳ \ 、`\\ / レ/\_____||/| V VムトⅣ A` 丶 /´ / //ヘヘVム_ ヽムⅣl∧`t_、__, ___/ _ ´ _ ニ ´ レ∠ (_ |\ Ⅵ ム`ー /l -‐ _ ニ-‐ __ ニ≦ 了 |l `≦z」_/ _> 彡 ´ ヽ _ ニ -‐ ´__j_ f|L二二二 ニ-‐ lニニコ _ ニ- _ 二二 -――― \ ̄ ̄ ̄ _> ´ _,,..‐ _´-‐ _,,..-‐ ゙"´ ̄ ̄ >――┬≦三ム / / _,,.- ゙´ , -─- r ヽ + ┼ / ヽ | /\ l _ | -‐ /‐- l _ ( { l -‐-/∨ -‐- レ l } ) i { ̄ ̄} | "" /┌‐┐ "i)/ { ̄ ̄} __人__ { 二}_〉≧ ∨ ヽ. ノ ノレル _ _{二 } `Y´ {__} l¬ ヽミ` i ‐-‐ i" ‐/ 「 l {__} ┼ .. ! \__ノ__l | l _ヽ__/ .i `| |´ _ _人_ _ . + l l `Y´ . l l / . . \ . . . . . . . . . ヽ ! . . . . . . . . . . . . . . /. | . . ヽ ゙, ! . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . . . | l . . . . i . . , , 、 -――‐- ..._ ! . . . . . . . . .| l . . . . . / . . / . / j { . . . . !l . . . ! /\\ ヽ `丶、 ! . . . . . . . . ! . j . . . . . . . / . . 〃 ./! 小 . . . . . l ! . .l l /`丶 丶、l| ヽ、 ! j . . . . . . . . ム . . . . . . . . . .//_! ./_j {__! l. . . . . ! . .l〃―- __`丶、j! \ ! l、____ノ . . . . . . . / ヘ . . . . . . |. | .l/__j / ![_ ! Ⅳ . . //;. / _`ヽ、  ̄`l/ . ム! | ヽ ゞー-゙=- . . . . . . l . | { { ∧ . . . . . ! .! .! ゙]{==弐j/ l . / .l/ / ´r`ヽ、`丶 / ハV ゙, 、゙=-‐ . . . . . . . .l . ! lヽ \ハ . . . . . . | .l、 | { ノ ゙ .イ _jノ _,厶 \/ ハV. , 、 . . / . ./ / . . . .V . | . .\` ; . .! . . . | .l `\ ノ / V ゙⌒ヾ 、 , ゙ ∧ v l i . `7 / .゙/ . .ィ / .l. . l . . ./`¨} . ! . . . l、l _〉 / 厶 V ! . . | l/{ .小ハ 八! {ヽj . .、 .{ ぃ ! . . . | \ ゙r ´ / . {fヽ } ! . . . . . i { ヽ{ } " `{ヽj . . 、 ド=- `l l . . ! rf¨´ , ´ /. . ハ i ,′ ____」 l . . .ヾー- 、_l l . l .!、 ノ /, . .ィ . /ムィ´ l / / ` -、_ 、 .l . . ミ‐‐-、l八 .! .! >... ____( , ゙ /, ゙ / . . // / ! ゙ / `丶ヽ 、 . . `、 /ヽ l川┬≪!入(_ l ... //-//-/ . . // / | i / ``丶、 .ヽ iノ l ナ¬| |  ̄/ i>// / / . ゙ / | | | / ― 、_ へ i { !/ 小l __ ! / ハj ’, ゙ . ィ/ , | | | /l -、_ / 丶. / 〈弋 《 }ノ { { V / ノレ . ; ィ乂 / l | 、l / ! ――- _ ` - 、/ ⌒ヽ \/ } }!r―! l ̄| { / // { | | ヽ l | アレルヤ・ハプティズム マリー・パーファシー
https://w.atwiki.jp/morochin/pages/33.html
敵軍兵士(複数)×ティエリア 擱座した巨大な白い人型兵器、ガンダム。 予期せぬトラブルにより、高速飛行ができなくなった愛機を残して、ティエリアは 地上に降り立った。 湿気を含んだ空気が不快感を煽る。雨が降りそうだった。 この辺りに降りた事は視認されているようだったが、地形が入り組んでいるのと、 上空からは見えなさそうなこと、さらにこの天候。GN粒子の散布も行っているのだから、 そうそうすぐには発見されまい。今は動かずに、夜の到来なり雨なり、視界の悪化を 待ったほうがよさそうだった。 救援は……まあ、ヴァーチェの回収さえ為されれば問題はない。ソレスタルビーイングの 技術ならば、GN粒子の撒布元を見つけることができるはずだからだ。 連絡がとれるまでコクピットの中にいてもよかったが、少し周囲の様子を見ておきたかった。 季節はそろそろ冬の筈だが、亜熱帯に近いこの地域はそう寒くはなかった。 樹木が茂っているから、ここと目星をつけられていなければ、地上部隊が捜索に出ていたとしても ヴァーチェまではたどり着けまい。暗い頭上を見上げて天候を見定めようとしたとき、 ティエリアの足下が不意に消滅した。 「……っ、つう」 高さはそうでもないが、転んだ拍子に足をひねったらしい。 たちあがろうとすると、強い痛みが走った。足をひきずり、ティエリアは来た道を戻る。 「これだからっ、地上は……」 自分でも言っていることが八つ当たりだと思えるような、そんな独り言をつぶやいた時だった。 「伍長!ひ、人がいますっ」 裏返った、若い男の声。 振り返ったティエリアの視線の先、無反動銃をこちらに向けてさえいない、 ……正規軍の兵士。 咄嗟にティエリアは駆けた。こちらは丸腰だが、すぐには撃ってこないと判断したのだ。 しかし、運が悪かった。思うように動かない足がもつれて、激痛とともに地面に倒れる。 起き上がろうとしたとき、すぐそばにバッと土煙があがった。 「動くな」 さっきとは違う、やや歳を喰った男の声。やがて二人、いや、……頭にぐいと銃口が 押しつけられた。三人目の足音が、近づいてきていた。 「モビルスーツのパイロットか。正規軍のスーツじゃないな。おい、顔を見せろ」 抵抗、など。 腕をつかまれ引きずりおこされる。 「……ソレスタルビーイング、か。子供じゃないか。おい、何してる。口をあけさせろ」 顎をつかまれ、無理矢理指を突っ込まれる。手袋越しでも思い切り噛んで抵抗したが 敵うはずもない。 もがく手足を押さえつけられ、汚い布を口に突っ込まれる。ひねった足の痛む箇所を さらに掴まれ、くぅ、とくぐもった声をあげてしまった。 「こいつ、女だな」 かすれた声がそう言った。スーツのファスナーを一気に引き下ろされる。 「……っ!」 「うわ」 一番若い声がティエリアの耳元でして、一瞬腕を押さえる手が緩んだ。 「あ、バカがっ」 その機を逃さず肘を入れるが、抵抗もそこまでだった。鳩尾を殴られ、視界が一瞬暗くなる。 「ちゃんと抑えることも出来ねぇのか。ったく。貴様は最後だ」 「え……何をですか」 「五月蠅い、分からんのなら黙ってろ」 顔をそむけようとしたが、顎をつかまれていてそれもできない。あらわになった肌に 視線が這うのがわかる。 目の前で、どうやら一番上司らしいのが、大型の軍用ナイフをこれみよがしに振って見せた。 「どうせ、お前のMSはどこだと聞いても答えないんだろう?テロリストさんよ」 そして首筋に冷たい感触。 「ならば俺らの役得ってやつだ。こっち方面に来たのは俺たちだけだからな。お楽しみが済んでから、 しらみつぶしに探せばいい」 ぶつっぶつっと鈍い音がして、特殊素材製のパイロットスーツが切り裂かれる。 「なんだ、足を怪我していたのか。そりゃー可哀想に」 台詞と口調とニヤニヤ笑いとが合っていない。どうでもいいことをふと、ティエリアは思った。 「痛いか?……すぐに天国に連れて行ってやるぜ」 全く。 「バカ、お前は一番最後だよ」 さっきティエリアが肘を入れた若い兵士が、もうひとりに小突かれる。 「伍長殿、オレ、でお前。ったりめーだろ?おら、もう一回腕おさえとけ」 ティエリアは目を閉じた。見たい物はなにもなかったから。 裂かれたスーツで腕をぐるぐる巻きにされ、脚をさらに割り広げられる。 「お、こいつパイパンだぜ。しかも濡れてる」 「どれどれ」 湿気った空気に熱い息が混ざって、広げられた陰部にかかる。ごつごつとした指に無遠慮に 割り広げられて、喉の奥が鳴った。 「親玉はなんかテレビで偉そうな事言ってたけど、実行部隊はスキモノってか?」 「そっちの実行部隊だったりしてな」 「……っ、んんっっ、っ」 こんな乱暴な扱いは知らない。指がぐりぐりと尿道のあたりをこする。乳首をきつく つねられて、全身が跳ねた。 嫌だ、嫌だ、いやだ。こんなの知らない。 「すぐにでも入りそうだな」 噛まされた布のせいで声がでないのが幸いだった。いきなりねじこむように犯される。 逃げようとする腰を押さえつけられて、乱暴に叩付けられた。 「んうううううううううううっ」 「お、顔は澄ましてんのにこっちはいい感じじゃねえか。アタリだな」 二人目がティエリアの、小ぶりな乳房を乱暴につかんだ。噛みつくように吸い上げる。 「もーちょっとデカイほうが好みなんだけどな。まぁ贅沢は言えねえやな」 柔らかい胸にペニスをこすりつける。無惨にひしゃげる真っ白の胸には、くっきりと指のあとが 赤くついていた。 「俺…俺待てないんすけど」 最後の一人がティエリアの髪をつかんだ。頬に髪にうなじに己の怒張をこすりつけ、 すぐに射精する。 かろうじて引っかかったままの眼鏡と髪に白濁した液体を浴びせ、なおティエリアの髪と うなじを使って性急な自慰をはじめる。 「早ぇぇよお前」 「だってこいつ髪の毛……たまんねっす」 「待てって、もう終わるから……つぅ」 激しく腰を使っていた男が一旦ティエリアの体から離れた。髪を陵辱していた男を下がらせ、 代わりに髪を引っ掴む。痛みに一瞬目を見開いたティエリアの、涙ともつかない液体が流れる顔に 勢いよくぶちまける。 「こっちのほうが戦争より似合うぜ、別嬪さん」 「言えてるな。さて二人目だ」 胸をいじっていた男がティエリアの足を掴み、腰を進めた。 「……意外ときっついな、おい」 「お前のがでかいんだろ」 首を振るしかできないティエリアの口から、詰められていた布がこぼれ落ちる。 「ぃやぁあぁ……っ」 悲鳴とも嬌声ともつかぬ声がこぼれたが、陵辱者たちには毛筋ほども訴えかけられない。 「あぁ……やだ…ぁっ、も……」 こんな扱いをうけることも、それに抵抗できないことも、体と意志がつながらないことも、もう。 「やめ……」 「あーあ、泣いてるよこいつ。お前下手くそなんじゃねぇのか」 「んなことねぇって。見ろよここ。クリ勃起してんぜ」 「ぅんぁああっ、っあっんっ」 充血してふくらんだ芯をいじられ、さらに複数の手に胸や足を撫でまわされて、覚えのある感覚が 背筋を駆け抜ける。 「おー、感じてる感じてる。ノってきたじゃん。可愛いなぁ……で、一人あたま何回やれるよ」 笑い声。 「やだ……ぃやだ……ぁ」 もう。 そのとき。 ティエリアの頬に、ぽつりと水の粒が跳ねた。男どもの精液の臭いを圧倒する、水の匂い。雨。 「ち、降ってきやがったか」 一人が舌打ちをした、同時に世界が光った。 「もっ、MSだっ、あの……」 「ぁんだと!?おい、俺らも戻るぞ!」 ……MS? 思考がまともに回り始めるまですこしかかった。 気付けばティエリアは一人、ぬるい土砂降りの中に横たわっていた。縛られていた腕はなんなく 解けたが、顔に手をやると眼鏡がなかった。立ち上がる。頭上すぐを二機、サンドイエローの旧式な MSが飛び去った。次いで、閃光と爆音。あおりで再び、地に膝をつく。 爆風の中をもう一機、閃光、爆音。 再び立ち上がったときには、雨音だけが響いていた。 ティエリアは呆然と、樹木がなぎ倒されて広くなった空を見上げた。ぬるい雨をついて、輝く白の機体。 「ティエリア!」 ああ。 馬鹿だ。まったく。 何故、ヴァーチェだけ回収して戻らない? 他に敵兵がいたらどうする。 雨もかまわず駆けてくる人物はティエリアに馴染みの深いそれで、だからなおさら、彼がここにいる ことが信じられない。 ティエリアの意志に反して、足が動いた。彼のほうへ。痛みを通り越して痺れがつきぬけた。 よろける。 抱き留められるのと同時に、ティエリアの意識はブラックアウトした。
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俺×嫁 「なあ、ティエリア。おまえどっちなんだ?」 オレの質問に、ティエリアは顔を上げる。唇のまわりは唾液と オレの精液でべちゃべちゃだった。しつけのなってない子供のようだ。 「どっち……とは?」 「いや、男なのか……女なのか」 いつも口でしてくれるティエリア。服を脱がそうとするとものすごく 怒る。だから、オレは自分自身をティエリアの口以外にいれたことがない。 あ、手でしてもらったこともあるか。服ごしだけど足でもあったっけ。 そういえば眼鏡でもしたした。オレは幸せ者だなあって……いやいや、 幸せを噛みしめてる場合じゃなかった。 「どっちがいい?」 ティエリアは、眼鏡の奥からオレをみつめた。悪戯な色がその赤い瞳の 奥に見て取れる。 「見たいか、どっちなのか?オレの中にいれて、ぐちゃぐちゃに掻き回し たいか?その臭い精液を中にぶちまけてみたいのか?」 さっきそこで出したせいで精液まみれの手を、ティエリアはブラウスの ボタンにかける。 オレはその手をつかんで止めた。 「どっちでもいいや。ティエリアはティエリアだし」 ティエリアの中に入りたいという未練はおもいきりあった。 「前でも後ろでもいいから入れたいという顔だな」 「ティエリア……、おまえ発言が下品すぎ」 やれやれ、顔は綺麗なのに中身がこれとは。まあ潔癖なティエリアを こうしてしまったのはオレだけど。 「おまえがつまらないことを言うからだ」 怒った顔は、拗ねた表情を隠すためだ。オレは知ってる。 「それはすみませんでした、っと」 髪を撫でてやるとオレのペニスに頬ずりする。ああ、もうなんてこった。 そんなことされたらまた勃起しちまう。さすがに三回目は……いいや、 ティエリアのためだ。どんどんオレから精を絞りとって綺麗になっちまうと いい。 どうせ綺麗になるのはオレのためだけだしな。
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コーラサワー×ティエリア学パロ こんな青空の下で授業になんて出ていられるものか、と コーラサワーはひとり校舎外に出た。 授業が始まって五分。そんな時間に体育倉庫裏に来る ものなど誰もいない。それもコーラサワーにとっては 都合がよかった。これで誰にも見られることなく目的も 達せられるというもの。 にやつきつつコーラサワーは暗がりに近づいた。 そこへ。 「パトリック・コーラサワー!」 足音を潜めて背後に近づいていた人物に呼び 咎められ、コーラサワーはびくりと背筋を伸ばした。 聞き覚えのある声は、彼が苦手とする委員長の ティエリア・アーデだ。 「こんなところで何を……というのは、愚問だろうな。 酒か?煙草か?」 ティエリアは眉をひそめる。コーラサワーは、その どちらにもまだ手を染めたことはなかった。しかし つい売り言葉に買い言葉の性格と要領の悪さと何よりも バカなせいで、潔癖な委員長に誤解されることがあった。 「なんでここが……」 「君が最近ここに頻繁に出入りしているとは聞いていた。 まったく、授業くらい出ろ。ただでさえ成績が悪いんだ。 教師の心証まで悪くしてどうする」 よく聞けば、ティエリアがコーラサワーのために なることを言っていることは明白だ。しかしそれが わからないのが、コーラサワーがコーラサワーたるゆえんだった。 「わかった。出るさ。だからあっちいけ」 邪険に追い払われて、ティエリアの勘が働いたようだ。 コーラサワーの意に反して、ずずっと近寄る。 「何を隠している?」 「なにも!」 コーラサワーは嘘が苦手だった。 「見せろ」 ずずずとティエリアは更に近づく。それはコーラサワーに 密着するほど近く、いい香りがするのはどうしてだと 彼があせればあせるほど、ティエリアは近づいてくる。 ニャー。 コーラサワーの背後で、気の抜ける音がした。 「こら!隠れてろ!」 ニャー。 「猫……?」 その子猫はずいぶんコーラサワーになついていて、 奥へ押しやろうとした彼の手にじゃれついている。すっかり 毒気の抜かれたティエリアは、あきれたように白い毛玉を 見下ろしていた。 「校内も寮内も動物の飼育は禁止だ」 「そりゃ知ってるけど」 ニャー。 「だいたい授業をさぼってまですることか」 ニャー。 「聞いているのか、コーラサワー」 ニャー。 「ええい、うるさい」 ニャー。 ティエリアは、足下にじゃれる子猫を抱き上げた。 うれしいのか、子猫はティエリアの制服にすりよる。 「こ、こら、毛がつく」 ティエリアが押さえ込むと、よけいにうれしがって 子猫はじゃれついた。 「こら、くすぐったいだろうが……」 美少年と子猫の夢のコラボにコーラサワーが みとれていると、なんと子猫はティエリアの 制服の胸元へと飛び込んだ。 「ちょ……こ、こら!」 ぐっじょぶ、子猫。とコーラサワーが心の中で 親指を立てる。 「ん……くすぐった……ぁ」 ティエリアの声がうわずった。 頬は紅潮し、目が潤む。制服の胸元だけがごそごそ 動いていて、扇情的な光景にコーラサワーは思わず 生唾を飲み込んだ。 「あ、や、そこは……だめ」 どこなんだよ!とコーラサワーはティエリアの胸元を 凝視した。 「あ……あ…………っ!」 ティエリアの押し殺した声は、それでも高く響く。 ティエリアは、がくりと膝を付いた。肩で息をするほど 呼吸が荒い。 そして、同じくへたりこんで自分を見ているコーラサワーに 気付いた。 「あ…………!」 小さく叫んで。 ティエリアは、脱兎のごとく逃げ出した。胸に子猫を 抱え込んだまま。 コーラサワーはそれを追うこともできなかった。 なぜなら……ティエリアの声だけでのっぴきならない 事態になってしまったからである。一部が。 「男の声で勃っちまうなんて……」 本当のことを知らないコーラサワーが、自己嫌悪に 陥るのは無理のないことだった。 彼を責めることなんて、誰が出来るだろうか。 その後、胸元をふくらませたティエリアが涙目で 走り去るのを何人も目撃し、やはり女だったのかと 噂がたったが、子猫をとりはずした胸を見て 「なんだやっぱり男か……」 とみんな落胆することになるのだった。 「どうしてみんな納得するんだ……っ!」 と、サラシにやつあたりするティエリアとそのサラシに じゃれつく子猫がいたことは、内緒。
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ティエリアたんに筆下ろししてもらおう刹那×ティエリア(女体) 「ええええ?お前、まだなの?」 「……ちょっ!」 大げさに驚くロックオン・ストラトスの口元を、刹那は慌ててふさいだ。 「声が大きい」 「だってお前、もう16だろ?俺がお前の歳にはもうとっくに……」 だって機会がなかったんだから仕方がないではないか。 ソレスタルビーイングに入る前は戦場を駆け回っていてそれどころではなかったし、 入った後だってそれどころではなかった。 大人の男と女がなにをするのか、あばらやに薄いピンクの布で戸口を塞いだだけの あの建物に連れ込まれる幼馴染みの少女を見てしまったあの日に、なんとなく理解は していたのだが。 「……」 「あ、そのなんだ……悪かったって」 ロックオンはなんだかんだで人がいい。刹那が何を言っていいのかわからなくなって 黙ったのを、落ち込んだととったのか、宥めるような口調になった。 「でも、興味はあるだろう?」 刹那は頷いた。 「女の子はいいぞー。あったかくて可愛いぞー。そうだな、ここでなら誰がいい?」 「そんなこと言われても」 ここは宇宙空間に浮かぶSBの宇宙船の中なのだ。女性は確かに何人もいるが、 正直自分は男というより子供扱いされている気がして気分が悪い。 「贅沢だな、童貞のくせに」 「関係ないだろ」 にやりと人の悪い笑い方をして、ロックオンはふと声をひそめた。廻りには誰も いないが、つい刹那もつられて顔を伏せる。 「……ティエリアはどうだ」 「え」 ちょっと待て。 同じガンダムマイスターのティエリア・アーデは、たしかにとてもとても美人だが、 「……男じゃん」 「ばーか。これだからお子様は困る。……あれ、女だぜ」 「嘘だ」 「ホント。まぁ知ってるのは俺とスメラギさん位だがな」 「……」 でも、ティエリアはなんとなく苦手だった。 「まあ任せとけって」 なにをどう任せておけばいいのかよくわからないまま、ロックオンの勢いにのまれて 刹那は頷いた。 「おいティエリア、いるか」 ノックの返事もまたずにロックオンがドアを開ける。机に雑誌か何かを広げて読んでいた らしいティエリアが顔を上げた。 「……今忙しい」 「はいはい、分かった分かった」 露骨に顔をしかめるティエリアに手を振って、ロックオンが刹那の方を向く。 「ほら、入れよ」 「あ、ああ」 尻込みするのをむりやり部屋の中に入れられる。どうしていいかわからなくなり、刹那は 俯いた。 「こいつ頼むわ。初陣前に童貞だなんて縁起が悪いからな」 (余計なことを言うな……) 頬に血が上るのが自分でも分かる。顔が上げられない。 ふう、とため息をつかれて、さらにどうしていいかわからなくなった。 「……何か言いたいことは」 その声がいつものように冷静なのでむしろほっとして、刹那はちょっと顔をあげてみた。 「女の子、って聞いた」 「ああ」 「本当に?」 「確かめてみればいい」 いつのまにかティエリアの背後に立っていたロックオンが、背中越しに手を伸ばして、 ぷちぷちとブラウスのボタンを外してしまう。ティエリアは顔色一つ変えない。 「ほらな」 ……どうして気付かなかったんだろう。控えめだけれどたしかにふっくらとした胸の ふくらみが、淡いピンクのレースに包まれて見えていた。 「触ってみろよ」 「いいの」 「……どうぞ」 なんでもないことのように、ティエリアが答えた。 刹那は指をのばして、そっとなめらかな白い胸を触ってみる。触れただけでも押し返して くるような感触に指を滑らせて顔を覗き込むと、はじめて表情が変わった。目を閉じ、軽く唇を 噛んで、なにかを我慢しているような顔をしている。 「ばぁか、こうするんだよ」 ロックオンの大きな手が、下からすくい上げるように胸をもむ。ん、とかすかに声をあげて、 ティエリアの目元が赤く染まった。 ほら、と促されて、刹那もブラジャーの上から弾力をつかんでみる。彼の掌にはやや余る ふくらみをゆっくり持ち上げるようにすると、レース越しになにががぷくりと立上がるのが わかった。 ぷちんとホックのはずれる音がして、ブラジャーが外れる。レースより濃い色のちいさな乳首が、 つんと上を向いていた。 「舐めてみ」 言われるのと同じタイミングで、その先端をくわえて舐めてみる。甘酸っぱい匂いが鼻腔を くすぐった。 「あぁ」 びっくりするくらい甘くて高い声。夢でも見ている気分で、尖って固くなっていく乳首を 吸い、空いた手でもうかたほうの胸を揉んだ。 「ん、ふ……ぁ、ああ」 「うまいじゃないか、少年」 ロックオンは、ティエリアのさらさらした髪に隠れた白い耳たぶを舐めていた。 ティエリアはぎゅっと眉根を寄せ、頬を赤く染めて、さっきまで噛んでいたらしい唇も濡れて 赤い。不規則にぴくん、ぴくんと全身を震えさせている。 「こら、さぼるな」 「……きれいだ」 「あ?」 ティエリアが一つまばたきをした。赤い瞳が濡れて光っているのが、まるで 笑っているように見えた。 「ったく、これだからお子様は」 ロックオンの手がやや性急に胸をもみしだく。 「ん、んんうっ」 「ほら、下脱がせろ」 ブラウスの前がすっかりはだけて、くびれたウエストと、縦長の切れ目のようなへそが 見えている。ちいさなボタンでとまっているベルトを外して、ゆるめのスラックスを引き下ろすと ブラジャーと同じ色のレースで作られた下着があらわれた。甘酸っぱい匂いが強くなる。 「うわ……」 「何見て……んぅ」 むっちりと張ったふとももをすりあわせるようにして、ティエリアが体を震わせる。 「ティエリア、足開け。刹那、下着もおろせ」 「……なんで」 ためらいもなく足を開くティエリアに、刹那は思わず手をとめて尋ねた。 「このお嬢さんはな、気持ちいいこととヴァーチェで大砲ぶっ放すことが何より大好きなんだよ」 「ち……違うっ、ん、これは、それすた、る、びーぃんぐのため、で」 「嘘付け。ほら、脱がせてみろよ」 はじめて触る女物の下着に指をかけて、引き下ろした。きらきらした液体がすうっと糸を引く。 「ほらな。女は興奮するとこうなるんだよ。良くみとけ」 「や……いや……」 はじめてティエリアが嫌がるそぶりを見せた。膝をすりあわせるようにする。 そうすることで余計に服がずり落ち、逆に誘っているようだ。 ロックオンがティエリアのほっそりした顎をつかんで仰向かせ、かみつくように口づける。 「んんぅう」 ペチャペチャと濡れたいやらしい音が響く。顎をつたって唾液がしたたった。 「……そんな」 目の前でくりひろげられる扇情的な光景に、刹那はへたりと床に座り込んでしまった。 「なんだ、腰が抜けたのかよ」 嘲笑まじりにからかわれても反論もできない。 「仕様がねえなあ」 続いて、支えを失った人形のようにティエリアが膝をついた。中途半端に服を引っかけたその 姿は、大人達がにやにやしながら回し読みしていた雑誌に載っていた女のだれより綺麗で、 そして刹那にはまだよくわからない、なにかを濃厚に放っていた。 膝立ちでティエリアが近づいて、手を伸ばして刹那の頬を触った。つぎに柔らかい唇が、唇におし つけられ、舌が歯を割って強引に入ってきた。誘われるままに舌を絡める。 「ん……んん……」 キスをしながら、ティエリアの細い指が刹那の穿いているズボンの前をあけて、既に血液が ぱんぱんに溜まったものを強引に引っ張り出した。 「い、痛っ」 だが涙目になっている暇はなかった。ティエリアの頭がすっと下がったと思ったら、 濡れたやわらかい舌が、性器をぺろりと舐めあげたのだ。 「ちょ……これ」 知識では知っているが生まれて初めての体験は、あまりにも刺激が強すぎた。 「こら、お前早すぎ」 我慢することすらできず刹那は吐精した。勢いよくびゅるびゅると飛んだ白濁が、ティエリアの口元から頬、 細い指先、かけたままだった眼鏡、さらさらの髪を汚していく。 「あ……」 とろりと潤んだ赤い瞳と目があった。ティエリアは視線を外さないまま、舌をちろりと出して 口元の白い液体を舐め取る。 「ったく、仕方ねえな。場所変われ」 ロックオンがそう言って、ティエリアを抱き寄せた。 「もう一回くらいいけるだろ。ティエリア、お前はこっち」 「ん」 ティエリアが再びよつんばいになり、今度はなめらかなお尻をこちらに向けた。誘われるように 手を伸ばし、双丘を割り開く。濡れてきらきらと輝く淡いピンクを指先でなぞった。くちゅ、とねばった音が して、花びらみたいな割れ目がひくつく。甘酸っぱい匂いが強くなった。 「んん、ふ、う……んふ……あ……ん……」 ティエリアは緩く頭を振って、ロックオンのあれを頬張っていた。ちらりと見えるだけでも自分のより太く 大きそうなのが口惜しい。 「あ……あぁっ」 なにがなんだか分からないまま、刹那はふたたび力を取り戻した自分の性器を、ねじこむように ティエリアに押し当てた。 だが、ぬるぬると先端がすべって、なかなか思うようにいかない。 「う……ティエリア……」 柔らかくぐじゃぐじゃに濡れた感触に翻弄されていると、ティエリアが顔をあげてこちらを 振り向いた。 そして、指で自分の割れ目を押し広げて見せる。濃いピンクが呼吸するようにひくついた。 「……刹那。ここに挿れて」 「う、うん」 導かれるままに先端を押し当てると、ぬるりと抵抗無く、いきなり深く挿入った。 「あ、ああんっ」 柔らかい中が、きゅうっと締め上げてくる。ティエリアが背を反らした。 「こら、俺をほっとくな。」 ロックオンが再び怒張をティエリアの口に押しつけるのを見ながら、刹那はこんどこそ 失敗しないように堪える。それほど彼女の中は熱くて狭くて気持ちが良かった。 「ん、ふぅ、んんんっ」 くぐもったティエリアの声が響く。繋がったところからはぐちゅぐちゅぴちゃぴちゃと いやらしい音がしたたり落ちていた。腰の動きに誘われるように突き上げる。 「どうだ、最高だろこいつ」 息を乱しながらもロックオンは余裕だったが、刹那はそれどころではなかった。 「ティエリア……ティエリア」 ぱんぱんと音がするくらい腰を押しつける。ティエリアの中はびくびく震えながらそれを迎え、 絞るように絡みつく。 「おい、イクぞ、顔あげろ」 ロックオンの堪えたような声がして、次いでぴちゃぴちゃと液体のしぶく音がした。 「あ、ふぅ」 口をふさぐものがなくなって、ティエリアの声が大きくなる。 「も……やば…っ」 刹那も2度目の絶頂が近いのを感じていた。ぐいと奥まで突き入れるたび、 ティエリアの甘い声が響く。それが余計に劣情を駆り立てるのだ。 「あっ、んんっ、あんっ、ふぇ、せ、つなぁ……んぅ」 不規則にきゅうっと締め上げられて我慢が利かず、刹那も頭が真っ白になる。 「ティエリアっ、ああっ」 いやらしくひくつくティエリアの中に、精を注ぎ込む。背中を震わせながらティエリアが 床に崩れた。 「ったく、初心者には勿体ない体験だったろうが」 まだ目の焦点があわない風のティエリアを我が物顔に膝に抱えるロックオンを、 刹那は睨んだ。 「口惜しかったら経験を積むんだな」 いまはまだ、反論さえ出来ない。 まだ潤んだ瞳のまま、たしかにティエリアはこちらに微笑みかけていたのだけが、 救いだった。
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俺×ティエリア(ふたなり) 裸でのしかかってくるティエリアの顔に手を伸ばし、親指の腹でその唇を擦った。 「たまには口でもしてくれない?」 柔らかな弾力と少し濡れた感触がいい。ティエリアはきれいな顔にあからさまな 不機嫌の表情を浮かべた。俺の言葉に耳を貸している様子はなく、顔を触られた のが不愉快な模様。 構わず俺はそのまま唇を割って親指を口中に突っ込み、歯列をなぞる。 「お前がその口で俺のを咥えて、舐めて、俺はお前の口の中に射精する。まだ やったことないだろ」 ティエリアの目が物騒に光る。乱暴に俺の手を掴んで自分の口元から引き剥がした。 「断る」 「言ってみただけだよ」 俺は苦笑した。 「お前はキスもさせてくれないからね。いま噛み付かれずに済んだのは僥倖だった」 「お前の指を味わうなどごめんだ。ましてそんな汚らしいもの」 地上の任務がなく、プトレマイオスからいつまでも出られずにいると、色々と溜ま るものがある。そういうときは、ティエリアを使うのが船内の男達の暗黙の了解に なっている。こういう閉鎖された環境で女性の取り合いになると後が厄介だからだ。 それを承知しているティエリアは、協力的とは言わないまでも仕事の一つと捉え て拒否はしない。こっちとしても、ティエリアは男とはいえ、あの顔だし、体もいい。 わりとうまくいってはいた。 ただ問題は、ティエリアの態度だった。悪いというか、ルールが厳しい。 コンドーム絶対装着は仕方ないが、キス、口淫も不可。体にはほとんど触らせな い。こっちはマグロになっていろというわけだ。後孔も自分でほぐしてしまうから恐 れ入る。確かに男相手にまともなセックスを求めるのもどうかと思うが、それでも多 少のつまらなさは否めなかった。 などと思いながらも、ゴム付でもティエリアの中は締まりがよく最高に気持ち良 かったし、根本的に真面目なのか手淫の腕前もいやに熟練して来ていて、正直は まり気味ではある。 「もう少しサービスしてくれても罰は当たらないとは思うけどね…」 「これ以上? 付け上がるな。お前の性欲処理には付き合うが、奉仕してやる気はない」 凍り付くような目で言い放ちながら、ティエリアの白い手が、俺の股間の茂みに沈 む。幹から亀頭にかけて両手で包みこむように撫で下ろし、職人じみた慎重さと繊 細さで指先を使って、力強く擦り、握りに緩急をつけて揉み上げる。これが結構クる。 快感に顔を歪めてティエリアを見下ろすと、伏せた睫毛の影が白く端正な面に落 ちるのが見て取れる。全くいい眺めだった。 (これは奉仕の名に値するよ、ティエリア) その辛辣な言葉ばかり発する口が俺のものを咥えるのも、ぜひ見てみたいものだったが。 意外にチャンスは早くやって来た。 地上ではティエリアは俺たちの相手をしない。理由がないからだ。しかし今夜は 俺が来いと言うと大人しく頷いて付いて来た。 いつも通り、裸でのしかかるティエリアに俺は言った。 「今日のお前は酷かったね、ティエリア」 ティエリアの目が険しくなる。気を悪くして横を向こうとする顔に手を伸ばし、顎を 掴んで強引にこちらを向かせた。 「お前も自分で自分に相当腹を立てているみたいだけど、俺としてもちょっと勘弁な らないね。お前のせいで太陽炉の秘密が明らかに、俺の命も危ないところだった」 「……すまなかった。謝罪する」 「それだけ? 自分が命令違反者や失敗者にどんな態度を取って来たか忘れたわ けじゃないだろ」 「だから、何だ。確かに酷い失敗をした。撃ち殺されても文句はいえない。それをし ないのはお前たちの生温さだろう」 押し殺した声の余韻がわずかに震えている。 俺たちがティエリアを撃ち殺さないのは、彼に代わりがいないから、そして何より も人間は失敗する生き物だと知っているからだ。それを理解していないティエリア は自分を許さない。 全ての権利を持つに値しない心境なのか、いつものように、俺の手も振り払わない。 「確かにロックオンたちは生温いね。だけどあいにく俺は違う。お前は罰を受ける べきだよティエリア」 先日のように親指で唇を擦ると、ティエリアははっと目を見開いた。瞳がぎこちな く揺れるのが恐れているようで自然微笑が漏れる。 俺はことさら穏やかにティエリアを見つめ返した。 「もちろん、逆らわないね」 みじろぎもせず、静かにティエリアは頷いた。 本当に誰にもやったことがないらしい。俺の足の間に腹這いにさせて、目の前に 肉棒を突きつけると当惑に満ちた表情を浮かべた。どうすればいいか分からない といった様子で俺の顔をうかがう。 「ティエリア」 あえて指示はせず、名だけ呼んで促すと、意を決して顔を俺の股間に近付け、目 をぎゅっとつむって亀頭に唇を押しつけた。 「……それじゃ駄目だよ」 「わかっている!」 息がかかるのがいい。赤い舌がチロリと覗き、玉の裏をなぞるようにそっと舐め る。稚拙な真似だったが、俺は頭がカッとなるほど興奮した。 「ティエリア。咥えて。舐めて」 「……了解した」 そして、俺の分身は熱くぬめった口内に導かれた。 意地で何とかこらえたが、ティエリアが白い背中と尻をさらして俺のを咥え、舌を 這わせながらしゃぶっている光景は刺激が強すぎた。 「出るっ」いつの間にか一心不乱になって口淫に集中していたティエリアは反応が 遅れる。中途半端なタイミングで口を離したので、口元を中心に顔中に精液が飛び散った。 ティエリアは口の中に飛び込んだ精液が不愉快な様子で、吐き出そうとティッシュ に手を伸ばそうとする。俺はその手を捕らえた。 「駄目だよ、ティエリア。飲んで」 はっきり、ティエリアの顔が歪んだ。首が振られる。ティエリアは口の中に入れる ものについては、断固として拒否反応を示すものが多い。他人の精液など問題外 だろう。戸惑うようにひとつ瞬きをして俺を見上げた目は完全に懇願だったが、譲 る気はなかった。振り払おうとする力を押さえつけ、一語一語はっきりと言った。 「罰だといっただろ。逆らわないんじゃなかったのか?」 ティエリアの表情がこわばる。抗う力が抜け、ぱたりと手がシーツの上に落ちた。 わずかに眉が寄せた表情は、明らかに嫌悪を示している。だが今日のティエリアは従順だった。 ゆっくりと喉が動く。飲み下されるのが見て取れた。嚥下した瞬間、ぶるりと全身 が震え、瞬きをしない目が潤んで、薄い水の膜が張る。普段の姿を思えば、これも 凌辱だろう。打ちのめされた表情が哀れで嗜虐心を誘う。 涙の滲む目を隠すようにティエリアは顔をそむけ、硬い声で「戻る」と言って、立 ち上がった。その手首をつかむ。白い顔が紅潮した。 「いい加減に……!」 つかまれていない方の手を振り上げる。珍しく短絡的な暴力に走るとは、相当追 い詰められているようだ。その手が俺を打つ前に、俺の手がティエリアの頬を叩い た。バシンと思ったより大きな音が鳴る。みるみる赤くなる頬を興味深く眺めた。さ すがに白いと目立つ。 茫然から激怒までの移行は早かった。いつもなら氷の散るような冷やかさで弾劾 するところだが、今日の失敗と先ほど精液を飲まされたショックが後を引いて冷静 さを失っている。シュッと音を立ててわりといい拳が飛んできたのを捕らえ、体勢を 入れ替えて細い体をベッドの上に引き倒すついでに、まとめて両手首を握って頭 上に縫い付けた。完全に頭に血を上らせてむやみに暴れる体を組み敷いて、力尽 くで押さえ込む。 ひとしきり抗って、ティエリアの息が切れた頃に、俺は低い声で言った。 「いい加減にするのはそっちだよ。お前は何でこんなことをされてると思っている?」 面白いほど簡単に動きが止まる。 「逆らうかい? ティエリア」 「……」 しばらくの間があってから、ティエリアは首を振った。 「俺に何をしろと」 「黙って大人しくしていてくれればそれで」 首の後ろに手を差し込み、うなじから肩、腕まで掌を滑らせると、滑らかな感触が 心地いい。室温が高いからか、肌が熱く少し発汗でしっとりしている。 「緊張するなよ、処女みたいだ」 俺が笑うと、ティエリアは首を倒して顔をそむけた。主導権を相手に握られたこと がないのか、困惑と不安が漂っている。 「……早く、挿れればいい」 「それじゃいつも通りで罰にならないだろ。いいから黙って」 「しかし、」 耳を貸さないで唇を塞ぐ。口内を犯して奥歯の裏まで舐めまわし、震える舌に絡 んだ。そのまま、手を膨らみのない胸へ這わせ、乳首をつまんで指先で転がして みる。キスに気を取られて、力が抜けかけていた体に緊張が走り、ビクビクと震え 始めた様子からすると感じるらしい。口端から唾液がこぼれたのを機会に、口を開 放し、次は乳首に口をつけた。さっき指でいじって尖らせた先にしゃぶりつく。 「……ぁ、んっ」 ティエリアが声を出すのをはじめて聞いた。 「イヤ……だ、触るな。そん…んっなところ……!」 「感じてるみたいだけど」 火がついたようにティエリアの顔が耳まで真っ赤に染まる。喉でくつくつと笑って、 俺は手をさらに下へ滑らせた。小さなヘソを親指の腹で擦って、さらにその下へ進 める。腰を引くのを追いかけて捕まえ、性器をしごくと他人の手に慣れないのか、 すぐにむせび泣くような喘ぎ声を放って達した。後孔を探しながら、下肢の繁みを 指でいじっているといやに濡れている。男は濡れないんじゃないのか?一瞬、疑問 に思って指を進めて合点する。 「お前、ヴァギナ持ってたの?」 女のそれと変わらない割れ目をなぞる。脱力して死んだように投げだされていた 体がビクンと震えた。尻でいざって俺の手から逃れようとする。 「そこは駄目だ。俺は女じゃない」 「でもこれ、女性器だね?」 「肉体的には両性具有だ。でも、俺は……やっ」 「わがまま言うなよ」 身を起こそうとする体を押さえつけた。 「今のお前に拒否権はない。そうだろ」 「でも!」 「大体、これ洪水みたいになってるんだぜ。それでいやって」 「イヤだッ……!」 さっきまでの従順さをかなぐり捨てて、必死で逃れようとするのを無理やり体の下 に組み敷くのはぞくぞくした。これまで体を触らせなかったのは、女性器の存在を 隠すためか。この嫌がりようを見ると、ここは処女なのかもしれない。しばらく揉み 合いが続いたが、体格的にも体力的にも、敵うわけがない。しだいに抵抗が弱くなる。 「駄目……ぁあっ、イヤだ……っいや……」 「いい感度だ。きついけど、その分だとお前も楽しめるよ」 前戯は十分と判断して、中でかき回していた指を抜くと、俺は白い腿をつかん で、きついその穴に俺自身を強引にねじ込んだ。 「やっ―――――!」 ティエリアの甲高い悲鳴が尾を引いて響いた。すごく狭いが気持ちいい。ドクドク と血流の脈動が緩急をつけて俺を締めつける。ティエリアの顔を見ると、苦痛と ショックで言葉もない風情だった。瞳を大きく見開き、唇を噛み、シーツを握りしめ て痛みに耐えている。かわいそうになって、頬に触れ、唇を親指で擦った。反応し て目がこちらに向けられる。視線が合うと、栓が切れたように涙が浮かび、盛り上 がって端からこぼれ落ちた。細い声が懇願する。 「お願いだから、抜いて……」 一本どこかヒューズが吹っ飛んだ。 前置きなしに、俺はいきなり前後運動を開始した。ティエリアの瞳が衝撃と絶望 に染まる。奥まで突き入れては引き、また突く。くちゃぬちゃと激しい水音からして も、ティエリアが感じているのは明らかだった。熱い内壁が収縮を繰り返して俺を包みこむ。 「いやっ、ああっ、抜い……っ、やだ、いやだ、いや、いや! やめて――……!」 涙交じりの懇願は逆効果以外の何物でもない。俺はティエリアの言葉を無視し て、いつまでも引いては突き、引いては突き続けた。嬌声じみた悲鳴を聞きなが ら、やがて、俺はかつてない快感と時間をかけて射精し、あらんかぎりの精子を ティエリアの中に注ぎ込んだのだった。 気を失ってシーツの上に倒れ伏すティエリアの顔は、精液や叩かれた跡、涙や 涎でぐちゃぐちゃになっている。 湯で濡らしたタオルでそれを拭いてやりながら、それでも深く刻まれたようだった 眉間の皺がなくなっていることにほっとした。 「まったく……馬鹿なティエリア。かわいいティエリア」 狭すぎる価値観に閉じこもるから、俺なんかに簡単にいいようにされる。 噛みしめている間に切ったのか、血が滲んでいる唇を親指の腹で擦る。 目覚めたお前は俺にカンカンだろう。それでいい。 人に人以上の所業を求めるソレスタルビーイングの信念のためなんかに、これ 以上自分を責める必要はない。 明日からは、また傲然と顎を上げていればいいさ。 本当に、馬鹿でかわいい奴だ。 俺はくつくつと笑った。
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刹那×ティエリア学パロ 「ああもう、お前ら静かにしろ!」 ティエリアは、ばんっと机を叩いた。 それだけでクラスが静まりかえる。 なにしろ委員長は、クラスみんなの自慢なのだからして。 ……ここは男子校だよな、と目を疑いたくなる繊細な美貌と、それを裏切るキッツい性格、 頭脳は明晰品行方正、固すぎるところは玉に傷だが、なに、大したことはない。 存在そのものが掃きだめに鶴。委員長と生徒会書記を兼任している上武道関係のクラブに 助っ人に出向くという、なにそのアニメ主人公みたいなお人であるし。 「これ以上騒ぐようなら、このクラスの一員たる資格を疑う。静かに自習しながら先生が来るのを待て」 誰一人逆らわない。騒ぎの中心にいたちょい不良系なコーラサワーくん等も、すごすごと席に戻っていった。 こんなティエリアだが、皆に言えない秘密がある。はいお約束。 「……胸が小さいのは……よかったのか悪かったのか」 はう、とため息をつきながら、学生寮の自室でサラシをまきまきまき。 そう、実は 女 の 子 だったのだ。 離せば長い事情があるのでここでは語らないが、とにかく卒業までは隠し通さなければ ならないこの秘密、おかげで寮も一人部屋、いろいろと事情を知るものの気苦労は絶えなかったりするのである。 「全く、着替えるときは鍵をかけなさいと言っているでしょう」 「スメラギ先生。……ノックくらいしてください」 これまた男子校には犯罪的おっぱい教師のスメラギ先生は、ふふふと笑ってティエリアの 背後に回り、せっかくまきまきしたサラシに手をかけた。さあ、お約束第二弾です。 「先生っ」 「巻き方がぞんざいよ……」 「だめですっ、このあと生徒会の会合がっ……あんっ」 「あら、だから巻き直すんじゃないのかしら」 「悪戯するの…やめてくださいっ」 先生のボリュームある胸が背中におしつけられ、緩んだサラシ越しに控えめな ふくらみを揉まれて、ティエリアの白い頬がほんのり赤く染まる。 「全くえっちな体なんだから、この子ったら」 「んうっ」 敏感な部分への刺激に、声を堪えるのがせいいっぱいだ。そのとき、 「ティエリア、いるか………あ」 声とともに、ばさばさばさっと書類の落ちる音。視線を向けるとそこには、呆然とした顔でつったつ刹那くんがいた。 「あ」 「あら」 何故生徒会長になれたのか分からない!なんて、いつもティエリアに罵られている刹那くんだが、一応歳の割にしっかりものの筈……である。 それがトマトみたいに顔を真っ赤にしていた。 「み、見たのかっ」 「ティエリア…先生とつきあってるんだ……」 いや、つっこみどころはそこじゃない。 「ちょうどいいわ刹那くん、そこ閉めて」 「ちょっ、待って」 「いいから入って。閉めて」 廊下に通じるドアを開けっ放しなのはたしかに拙いが、ティエリアは刹那には この秘密を知られたくなかった。普段から生徒会長に相応しく無いだとか、 心構えがなんだとか口煩く言っている相手に弱みを握られるのだけは嫌だったのだ。 そんなティエリアの思惑とは逆に、刹那は部屋に入ってきて、妙に律儀にドアを閉めた。 「見たわね」 「え……ええと……」 「ですって。ティエリア、分かってるわね。ちゃんと口止めするのよ」 絶望的な気分で、ティエリアは頷いた。 「……っ、いつも、こんなこと……」 刹那のソレを口いっぱいに頬張ったままで、ティエリアがわずかに首を振る。眼鏡が少し曇って表情がよく見えない。 スメラギ先生はもうここにはいなかった。 「混ぜてもらいたいけど、これから職員会議なのよ。あなたたちも役員会サボっちゃダメよ、じゃあね」 なんて、それでいいのか。先生だろ一応。勤務中に飲んでないだけ本編よりマシか。 「ティエリア、もういいよ」 慌てる刹那にはお構いなしで、ティエリアの舌がいやらしく絡む。 「…役員会、までに、終わらせるぞ」 上半身にさらしを中途半端に巻き付けたままなのが余計にいやらしい。 他の男子生徒と同じツータックの学生ズボンをティエリアが脱ぐと、どうみても男物では ありえない淡い紫のしましまぱんつが見えた。 「……ほんとに女の子なんだ」 「うるさい」 ばさばさと乱暴にズボンを脱ぎ捨てる。その様子は男よりある意味男前だ。 「ちょ、待てよティエリア」 「何が。時間がないんだ」 「そうじゃ、なくて」 刹那は慌てて立ち上がる。こちらはずり落ち気味のズボンを押さえながらで、 少々みっともない。 「ティエリア!」 抱きついた。やっぱりそこらへんの野郎どもとは違う感触がするなぁと刹那は感動する。 嫌がられるかと思ったが、ティエリアは逆らわなかった。そのかわりに、ふぅと一つため息をついた。 「なんだ」 「ええと、あの……」 「早く言え」 「ごめん」 「え?」 「……ごめん、その……見ちゃったし、それに」 続く言葉を言おうと刹那は息を吸い込んだ。あまずっぱい匂いに頭が余計にくらくらする。 「いつも文句いいながらだけど役員会で助けてくれるし、ついでに勉強も見てくれるしっ 部活でもフォローしてくれたしっ」 「何を言いたいんだ」 「だからそのっ……ずっと前から好きでしたっっっ」 青年の主張。 次の瞬間青年の目の前に星が飛んだ。 「っ……いったぁ……っ」 「うっ、煩い煩い煩いっっっっっっ」 たまらず床に崩れ落ちる刹那に、さらにかかと落としがキた。 見上げれば、絶景哉、……いや、顔を真っ赤にしたティエリア。 「前から知ってたのかっ」 「う……前に朝礼で倒れたとき……に」 そりゃ、この見てくれだから女の子だったりして、何て冗談にしたりはしていた。けれど 本当に女の子だとわかってからは、なおのこと目が離せなくなったのだ。ぼぉっとしてスピーチの内容忘れて 後でどつかれたとしても、それはそれなりに幸せだったのだ。……大丈夫か刹那。 とりあえず、殴られた頭をさすりながら、刹那はもう一度立ち上がった。ティエリアの腕を つかみ、少し背伸びをして頬にキスをする。 「ごめん。……ごめん」 キスはしょっぱい味がした。 「煩い」 声だけ聞いている分には、泣いているとはとても思えなかったが。 「……結局やることはやるのか」 「そりゃ、まあ……」 しましまぱんつの股間をしっとり濡らしているくせに、ティエリアときたら妙に冷静だ。 「やるならさっさとしろ、委員会に遅れる」 キスをして黙らせる。頬をふわっと赤くして目をつぶっているティエリアの顔は、いつもより 儚げかつ幼く見えて、刹那はちょっと調子に乗った。 「そんなに急いで俺が欲しい?」 「馬鹿ッ」 一応、もう一度殴られるのを覚悟してちょっと腹に力を入れたが、衝撃はこなかった。 代わりに、ティエリアのほうから抱きついてくる。サバ折り並の勢いでぎゅっとされて、ちょっと息が詰まったが、 「……早くっ」 そう言われれば頑張らざるを得ない。たとえ刹那でも。 「わかった」 もう一度だけ頬にちゅ、とキスをして、刹那はティエリアをベッドに押し倒した。寮の部屋は狭いのでこういうときとても便利だ。 どんだけ巻いてるんだよ、のサラシをずらして、ぷっくり立った乳首をペロペロと舐める。 「ひゃ……んっ」 そうしながらしましまぱんつに手をかける。 「べとべと、してる」 「見るなっ……てば」 「見てないけど」 「うるさ、……んぅ」 言いながら脚を曲げて、よじよじと腰をよじるティエリアは想像していたよりとても……その。 「可愛い」 「煩い馬鹿」 もう一度殴られたが、今度はそれほど痛くなかった。 「委員長のくせにえっちだ」 「さっさと……しろっ」 お言葉通りにしないと本当に怒られそうなので、刹那はこの辺でおとなしくティエリアの ご期待に添うことにした。 すでに濡れているティエリアのあそこを指で確認してから、自分のペニスを押しつける。 入り口はきついが中はやわらかく吸い込むように刹那を迎え入れた。 「んんっ……うっ」 「うわ……っ」 気遣いをしようというのもそこまでだった。快感に理性も飛ぶ。 「あ、んぁん、っ、あんっ、ん、ぅ、ふぅ」 「ティエリアっ、っ」 びくんびくん震えながら全身ピンクに染めて刹那を受け入れるティエリア。その姿からは いつもの取り澄ました優等生顔は想像さえできない。小さめの胸は乳首が感じるらしく、 指先でこねまわすと繋がったところがきゅんと反応した。 「くっ……そろそろ」 「あ…刹那っ、も」 危ういところでティエリアから抜いて、綺麗な楕円形のおへそのあたりに精を放つ。 ……そのつもりが思ったより飛んで、かけっぱなしだった眼鏡や頬、口元から鎖骨のあたりに派手に飛んだ。 「あ……はぁ、んっ」 ティエリアが最後に大きく体を震わせて、シーツに体を沈み込ませた。 「急げ、委員会が始まってるっ」 「大丈夫だろ」 「そういう訳にいくか」 ここに生徒会長と書記がいるんだから、会議のはじめようがない。そう刹那は思ったが、 そんなことを言ったらまたティエリアは怒るだろう。それよりも、聞いてみたいことがあった。 「ティエリア」 「何だっ」 「返事」 「は?」 「俺はティエリアが好きなんだけど」 ぱぁん! 廊下に、派手な平手打ちの音が響いた。 「馬鹿っ」 尻餅ついた刹那を顧みることなく、ティエリアはどんどん先に行ってしまう。 「何だよ……」 「そう言うことは」 「え」 ちょっとくらいこっちを振り向けばいいのに。 「生徒会の仕事をこなしてから言え」 真っ赤に腫れ上がった生徒会長殿の頬は、その日の会議で何よりもネタになり、 書記兼委員長様をいつもより更に怒らせる原因になった。 ……平和だ。
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ティエリア×スメラギ 「ふう…。やはりここが一番落ち着く…」 ティエリアは温かいお湯につかって、心底くつろいでいた。 トレミー内の浴室。 シャワースペースは他にちゃんとついているので、湯船と洗い場のある この浴室は、大人二人も入ればいっぱいいっぱいのスペースしかない。 それでも、ティエリアにとって、無機質な空間が居並ぶトレミーの中では、 自室を除く唯一のリラックススペースといっていい場所だ。 湯船に深く身を沈めて、後ろの壁に頭を預け足を伸ばす。 ティエリアはうとうとと眠ってしまいそうな快感に包まれていた。 間接照明が心地いい…。 ガチャッとドアを荒っぽく開ける音でハッと我に帰る。 「さーってと!あったまるかな♪」鼻歌交じりに、聞きなれた声がした。 「…スメラギさん。入ってます」 ドアはティエリアのもたれている壁と平行の位置にあるので、 タオル一枚身に付けただけのスメラギを真横に見て注意すると、 ティエリアは即座に正面に向き直った。 「脱衣所に俺の服があったでしょう。きちんと確認してもらわなければ困ります。」 「あっ…あら…。ゴメンね」 スメラギが謝ったので、すぐ出て行くだろうと思い、 ティエリアは先ほどのように壁に頭を預けた。 「でも、今じゃなきゃ駄目なのよね…。…ちょっと失礼するわね」 …バシャッ!!勢い良くスメラギが湯船に飛び込んだ。 「ちょ…迷惑です!俺が先に入ってるんですから、後にしてください。」 ティエリアは急いで下半身をタオルで隠した。 「まあ、そう言わないで…ね?」 スメラギはタオルを体に巻いたままだ。 「タオル巻いてれば大して問題ないでしょ?年も随分違うんだし」 能天気に答える。 「そういう問題じゃない!あなたは仮にも上司でしょう! しかも女性なのに…。非常識です…!」 「全く、いっつもお固いんだから…。上司と部下、腹を割って話しましょ」 「…!!」ティエリアは言葉を失った。 「それに…今じゃないと駄目だって、言ったでしょ?」 「何がです?」 ティエリアは怒りを交えて聞き返した。 「……。」 スメラギは無言で微笑を浮かべると、壁に備え付けてあるリモコンを取って、 ボタンを押した。 「あっ…!」 浴室の照明が落ちる。 外の脱衣所から漏れる、わずかな光以外は何も見えなくなってしまった。 「何をふざけているんですか。俺はもう上がります…!」 ティエリアが湯船から立ち上がろうとするのを、スメラギは諌めた。 「まあ、待ちなさいよ。…ほら。」 スメラギは違うボタンを押した。カタカタカタ・・・。 機械音が響いたかと思うと、なんと洗い場の一番奥に掛けてあった大鏡が マジックミラーになって、宇宙空間を映し出した。 「…!!」 ティエリアは息を呑んだ。トレミーの移動にあわせて、 漆黒の闇に美しい青い惑星が現れた。 浴室全体が青く染まる。 「これは…」 「そう、地球よ」 ティエリアの言葉を引き取って、スメラギが夢見るような優しい声で話しはじめた。 「…私達の、ふるさと……。今日の、この時間の軌道上でしか、見れないから。」 「…。」 ティエリアは一瞬で地球の美しい青に魅せられてしまった。 目が、離せない…。 「見て…。あの星に、とてもたくさんの人間が住んでる…。 本当に、気が遠くなるような昔から、ずっと…。なのに…」 スメラギの声がわずかに曇った。 「人間は…その長い歴史の中で、一度も本当の平和を達成した事がない。 必ず、あの星のどこかで、命を奪い、奪われているの…。」 「スメラギさん…」 ティエリアは青く照らされた、スメラギの表情を伺った。 スメラギは、じっと地球を見つめている。 その目にはうっすらと光るものがあった。 「あんなに、きれいな星なのに…。誰でも一度は目にして、 その美しさに心洗われるっていうのにね…」 「スメラギさん…」 ティエリアが姿勢を正し、湯に波が立った。 湯の動きを感じ、スメラギが正気に戻った。 「…ふふっ。ごめん。あなたは、地球がキライだったわね」 スメラギがティエリアから少し顔を背けるようにして、涙をぬぐった。 「嫌いなのは地上の重力で、星そのものではありません」 ティエリアはその時初めて、スメラギの弱さを感じた。 湯の中で、慰めるようにスメラギと手を重ねた。 スメラギは親指で軽くティエリアの手の甲をさすり、慰めに応えた。 「ごめんね…こんなところ見せちゃって…。でも、時々不安になるの。 私達のしている事は、本当に正しい道なのかって…。 本当はあの星を傷つけてるんじゃないか…って。」 スメラギの細い肩が震える。 ティエリアはそっと抱きしめた。 スメラギは抵抗することなく、身を任せていた。 ティエリアは心が引き裂かれるような、複雑な気持ちだった。 この上なく美しく育てた花が、徐々に色彩を失っていくのを 手立てなく見ているしかないような、心が乱れる感じ。 ティエリアは急に寂しくなって、スメラギを力いっぱい抱きしめた。 タオル越しに、スメラギの体温を感じる。 湯は既にぬるくなってきていたので、スメラギの体温が肌に心地よかった。 「ちょ…っ」急に抱きすくめられたスメラギが、さすがに声をあげた。 「ティ、ティエリア」 「…黙って……!」さらに肌を強く合わせる。 スメラギの胸が、ティエリアの胸に押し付けられた。 (ああっ…)ティエリアは溜息が出るようなうっとりした感触に、 理性が崩れていくのを感じた。 スメラギの息が、肩にかかる。 柔らかい肌が、ティエリアの体を包むように密着している。 「……ッ!!」駄目だ!!ティエリアは急にスメラギを突き放した。 「キャッ…」スメラギが軽く悲鳴をあげる。 「どう…したの…?」 急にそっぽを向いたティエリアに、スメラギが近寄った。 「駄目です…!」ティエリアは後ろの浴槽ギリギリに身を引いた。 しかし、狭い浴槽内ですぐにスメラギと体が触れ合ってしまう。 スメラギの太ももが、ティエリアの下半身に触れた。 「……!」スメラギはティエリアが反応しているのに気付いた。 ティエリアはうつむいたまま、何かを必死で堪えているような表情をしていた。 「…そっか。男の子…なんだよね…」 スメラギが小さい声で呟いた。 「…もう…出ます!」 ティエリアは耐え切れなくなって、湯船からあがろうとした。 その手を、ぐっと掴まれる。ティエリアは息を乱して、スメラギを見た。 「…いったい…何を」 薄闇に目が慣れて、お互いの表情がはっきり見える。 「…いいのよ。…いいの。」 スメラギが、自分に納得させるように、ゆっくりうなづいた。次の瞬間、 「……あぅッ……!!!」 スメラギはティエリアの下半身のタオルを素早く剥ぎ取ると、 ティエリアの敏感な部分をしっかりと握った。 ティエリアは自身を握られて、声も出せずに固まってしまった。 スメラギの指が、軟体動物のように艶かしく動き始めた。 湯の中だというのに、指はまるで水圧など問題ではないかの様に、するすると動く。 「ぁっ…!!」ティエリアの口から、我慢できずに声が漏れる。 スメラギが規則正しく扱きながら、ティエリアの首筋に口付けてきた。 「───ッ──!!」 ティエリアは首筋をすぼめる様に体を震わした。 スメラギが首筋から耳たぶに唇を這わしながら、体を押し付けてくる。 ティエリアはたまらずスメラギの背中に手を回した。 引き降ろすよう形で、意図せずタオルを剥いでしまった。 「ぁん…っ」スメラギが溜息を洩らした。 スメラギの胸が直接ティエリアの肌に当たる。 動くたびに、ティエリアの肌に刺激されて、スメラギの先端が固くなる。 「はぁ…ッ…はぁ…ッ」スメラギの吐息が熱を帯びてきた。 スメラギは指を離し、ティエリアからわずかに離れた。 顔は上気し、大人の女の情欲が確かに漂っている。 ティエリアは眩暈のする思いで、それを見ていた。 「ス…スメラギさん…」 「…しっ」スメラギはティエリアの唇に人差し指を押し当てた。 「大丈夫…私にまかせて。いいわね」 反論の余地はなかった。 スメラギは腰を浮かすと、ティエリアの腰の上に乗り、一気に体を落とした。 「──はぁッ──…!!」 二人とも、同じタイミングで歓喜の声をあげる。 スメラギはティエリアの肩に首に手を回すと、静かに上下に動き始めた。 「あ…ん……や…ッ…ぁッ…あっ…」 スメラギが動きにあわせて喘ぐ。 ティエリアはその声を聞きながら、スメラギの中の感触を味わった。 「…ぁ…あ…ッ…スメラギさん…スメラギさん…!」 スメラギがすっぽりとティエリアを包みこみ、きつく締め付ける。 「う……っ……うう…っ」 思わず声がでてしまう。 ぱちゃっぱちゃっ…湯が揺れる音が響く。 ティエリアの鼻先でスメラギの髪が揺れる。 鼻腔をシャンプーの香りがくすぐる。 初めて経験する快楽に、ティエリアの男が目覚めてきた。 やがて、ティエリアの腰がスメラギの動きにあわせる様に動き始めた。 「…んん…ッ!」 スメラギが一段と声をあげて、ティエリアの首に強く抱きついた。 「あっ…ティ…エ…ッ!あな…た…っ!」 ティエリアはスメラギの体を支えて、下から思い切り突き上げはじめた。 「きゃ…あぁああん…ッ…ぁあああ…ぁぁぁん」 何度も、何度も本能に従って強く突き上げる。 スメラギはもはやティエリアにされるがままになっていた。 「はぁッ…はぁッ…!ティ…大きく…て…んっ…気持ち…い…い!!」 ティエリアの動きがより速く深くなり、快感の度合いを増していく。 「っぁぁあ…ぁあん…ぁ…ぁ……も…もうだめぇ…ッ!」 スメラギがティエリアの耳元で叫んだ。 「う…ああぁっ…!!!」 同時にティエリアがスメラギの言葉に合わせるかのように、大きく体を震わせた。 「…はぁ…はぁ…」 抱き合ったまま、肩で息をして、呼吸を整える。 「い…今のことは…。」 「分かってるわ。二人だけの秘密ね…」 「で…でも…」 戸惑うティエリアに、ふっとスメラギが笑った。 「あなたも立派な男の子なんだもの。こういう事があったって…ね?」 スメラギは最後にティエリアを軽く抱きしめると、タオルを体に巻いて、 湯から上がった。 「風邪…引かないようにね」そう言い残し、去っていった。 ティエリアは遠ざかる地球の青にしばらく目をやり、そして浴室を後にした。
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ティエリアの身体は、じっとり汗ばんでいた。 最初は、本当にちゃんと着替えさせるつもりだったのだ。だが。 「ん……」 手がちょっと脇腹に当たったくらいで、そんなに可愛い声あげるな睫を揺らすな ときめかせるな! 寒気のせいか、ティエリアの胸の先はぷっくり尖っている。 そしてそれは、オレの理性を打ち砕くのにじゅうぶんだった。 「あ……ゃ」 思わずそこにむしゃぶりついたオレからの刺激で、ティエリアは声を漏らす。 しかし起きてはいないようだ。オレは、これ幸いと舌でティエリアの乳首を 舐め回した。ころころ転がす。唇で甘噛みしてみる。 「……んっ」 小さい胸も唇もものすごく柔らかい。キスマーク付けたいが……そんなことしたら ばれるだろうな。見えなさそうな首筋とかならいいかもしれない。 ちゅううっと首筋を強く吸うと、ティエリアの吐息が荒くなった。 ティエリアのふとももは熱かった。中央のくぼみが潤っているのは、 汗のせいばかりではあるまい。ティエリアの匂いがする。 勃起したペニスを添えてみた。なんなく入った。 「うそだろ。まだ全然さわりもしてないのに」 いやいや、しかしこれはありがたい。ティエリアが目を覚ます前に すませてしまいたいのだ。 本当ならじっくりいたぶりたいという気持ちを抑え、さっさと腰を動かす。 「……ぁ、なに……?」 しまった。さすがに起きたようだった。しかしティエリアの瞳は熱で濁り、 焦点が合っていない。 「やぁ……ん」 身体の上のオレをどかすように手を動かすが、力の入っていないそれは なんの役目も果たしはしない。むしろそれが頼りなく可愛く思えた。 「くっ……ティエリア」 「やだ……やだぁ」 いやいやをするようにティエリアは首を振る。それに反比例して ティエリアの腰はオレを受け入れて浮き上がる。ああ、またこんなに 濡らして。もうパジャマなんて着ない方がいいんじゃないか。どうせすぐ 濡れるんだし。 ティエリアの表情はせつなくて弱々しかった。いつもあんなに冷静な奴を 乱れさせているのがオレだと思うと、うれしくて仕方がない。もっと 泣かせてやる方法はないものだろうか。 クリトリスをこすりあげると、ティエリアはよい声で鳴いた。 「くっ、キツ……。ティエリア、出すぞ」 「あっ……あっ、だめ、なかだめぇ」 そうか。中で出せばもっといじめられるのか。 「だめ。中に出すぞ、ティエリア」 「や!やめて……」 怯えるティエリアの声にぞくぞくしながら、オレはどろどろの精液を放った。 もちろん、ティエリアの白い肌の上に。 ウサギ林檎をかじりながら、ティエリアはため息をつく。 「どうした?」 なんて、しらじらしく聞いてみたりして。 「夢見が悪かった……」 「どんな夢?」 熱のひいたティエリアの顔が、また赤くなった。 「おまえに言えるか!バカ!」 そうかそうか。夢と思ってるらしい。たすかった。 「なあ、ティエリア。おまえ、オレが風邪ひいたら介抱してくれるか?」 「謹んで辞退する」 がっかり。 「きちんと規則正しい生活をしていれば風邪なんてひかない。だいたい おまえは食事のバランスが悪すぎる。もっと栄養がとれるよう オレがなんとかしてやる」 ティエリアは、自分のことを棚に上げて言う。 いや、しかし。 「それって、ティエリアがオレに食事を作ってくれるってことか?」 「おまえが風邪をひいたら、オレにうつるだろうが」 ああ、かわいいなあ。 キスしようと思って近づいたら、唇をひっぱたかれた。毛布を被って ふて寝してしまう。 そっぽを向いているふりをして横目で見ると、ティエリアは毛布から 顔を半分のぞかせてこちらを見ている。ああ、もう、おまえは猫か。 かわいーじゃないか。 今度はオレのミルクを飲ませてやろうと思いながら、オレは ティエリアの頭を撫でた。
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海難救助に赴きます ガンダムの秘密基地にしている小島で、ティエリア達は先日のテロ組織特定のための 待機活動を継続していた。 スメラギ達女性陣があたたかい日差しの下、きれいなビーチで、のんきにも水着で 水遊びに興じているのを、ティエリアは苦々しく感じていた。 外部へのカムフラージュというスメラギの言葉には一理あるから許してはいるものの、 やはり緊急事態の緊張感のかけらも無い彼女達の姿勢には憤りを覚えずにはいられない。 そんな折コンピューターの画面を確認した水着姿のスメラギが、ティエリアに話し掛けてきた。 「実は、この島南西約1.5キロに、どうやら人間らしき熱源をとらえたの。」 「1.5キロ?すぐそこではありませんか。」 「そうなの。もしかしたら、誰か遭難して漂流しているのかもしれないわ。 生きてるか、死んでるかは不明だけど、わずかでも熱源が出ている以上放っては置けないわ。」 「…。」 「このあたりは船舶の往来が多いわけではないけれど、それでも万が一、 遭難者に気付いた漁船あたりがこの島に気付かないとも限らない。 上陸でもされたらさすがに大事よ。ティエリアには現地に向かってもらって、 誰か浮かんでいるようなら生死の区別無く回収し、向こうの岸に送り届けてもらいたいの。」 「…承知しました。」 ふざけて見えてもさすがにトレミーの重役である。 理路整然と善後策を練り上げたスメラギに、素直に従うことにした。 早速スメラギの指示で小型のモーターボートが用意される。 「…とは言っても、そのカーディガンで海上をうろつくのはあまりに目立ちすぎるわね。」 スメラギが、脇のクリスに視線を送る。 「は~い。お任せを♪」クリスがうれしそうにロッカーに走り去り、すぐ荷物を抱えて戻ってきた。 「はい。」ティエリアに、荷物を渡す。 「それ着てたら絶対不審に思われないから。頑張ってね♪」 「…。水着…?」 明らかに女ものと思われる、セパレートの水着を手にして、ティエリアは不満げな声を出した。 「仕方ないでしょ?あなた達はその私服の他はパイスーしか用意してないんだから。」 「ぐ…っ。」 「はやく…しないと…。危険が…。」 フェルトの呟きで、この際しょうも無いプライドなど、重要なミッションの前では何の役にも立たないのだと、自分に言い聞かせた。 「いいでしょう。行きます。」そう言って、更衣室で素早く水着に着替えた。 「わー可愛い!!」「ほう、なかなかじゃないか。」「へえ、似合うよ、ティエリア。」 着替えて現れたティエリアをクルーが取り囲み誉めそやした。 ティエリアは上下セパレートのピンクの水着を身に付けていた。 「やっぱり本人が好きな色は良く似合うわね。クリス、ご苦労様。」 スメラギがクリスのコーディネート力を褒め、みんなが力いっぱい同意した。 「…しかし、このスカートは何とかならないだろうか…。」 ティエリアは小さい女の子がよく身に付けているような、同色のスカートを水着の上からはいていた。 「あんダメよ!それがポイントなんだから。ほら、この赤いベルトが可愛いでしょ? ブラとお揃いなんだから。」 クリスが熱く語った。確かに上の水着には赤い肩ひもがついており、 胸元には同色の細いひもで、可愛らしくちょうちょ結びがしてあった。 「…まあ、いいでしょう。女性のふりをするのは確かにこの場合有効かもしれません。 絶対に身元が割れないようにしなければいけないし…。 そうなると、股間を隠すスカートは重要なアイテムと言える…。」 真面目に論証するティエリアに、クリスがまだ水着の素晴らしさを語りかけてきた。 「それに、下の方はもっとカワイ…」 「とにかく、ミッション遂行はお任せください。では、行きます。」 自分の頭の中でミッション遂行のプランがほぼ固まったティエリアが、 クリスの言葉を遮り、ボートに向かおうとした。 「ああ、ちょと待って。」 スメラギが呼び止めた。 「昨日のミッションで、世界には不穏な空気が満ちているわ。 どこで危険があるかわからない。十分、気をつけてね。」 そう言うと、フェルトから麦藁帽子を受け取り、優しくティエリアにかぶせてやった。 赤いリボンの巻かれた、可愛い麦藁帽子だった。 スメラギの言葉に、フェルトが祈るような目で頷いた。 「お任せを。」ティエリアは居並ぶクルー達に、クールに告げると、ボートに乗り込んだ。 「じゃあ、いってらっしゃ~い!!」 陸で大きく手を振って自分を見送るクルー達を背に、ティエリアはエンジンを かけると、颯爽と大海原に漕ぎ出した。 体に粘つく潮風は、心地悪いものでしかない。 重力だけでも負担に感じるティエリアにとって、地上は色や匂いに溢れかえりすぎていた。 しかし、ミス・スメラギから与えられた緊急ミッションだ。 なんとしても成功させなければ─。 ティエリアは使命感に燃え、遮るものの無い青の中を疾走した。 ─数分後。 やがて、破損した部品のようなものにしがみついて海面を漂流する人物の影が、 まるで釣具の浮きのように浮き沈みしながら、眼前に現れた。 遭難者が、ティエリアに目ざとく気がついてよろよろと手を上げるのが目に入った。 「あれか…。生きている…。…面倒だな。」 ならば、さっさと回収し、島から遠く離れた砂浜まで届けるしかない。 ティエリアは迷いなくボートを駆り、遭難者のすぐ近くで停止した。 遭難者が、おそらくMAの右翼の残骸かと思われる金属製の浮遊物につかまりながら、 ふらふらと顔を上げた。どうやら、パイロットスーツを身につけているようだ。 金属片の片隅に、「AEU」と書いてあるのが目に入り、緊張が走った。 (軍属か…!!厄介だな…) 「……。た…すか…った…。かみさま、かん…しゃ…する…ぜ…」 男が息も絶え絶えに十字を切り、海水にぐっしょり濡れた赤い髪が、青い海に不自然に映った。 「遭難者を発見。生体反応あり。AEU軍のMAパイロットと推察されます。 指示をお願いします。」 男に聞えないように距離を取り、通信機に向かうと、小声で指示を仰ぐ。 「……。軍から捜索隊が派遣されている可能性があるわ。 予定通り、安全な場所まで移動させなさい。」 スメラギの言葉に、溜息をついた。 (どうせ敵なのだから殺してしまえばいいのに…。甘すぎるな、彼女は。) しかし、命令なら従う義務がある。早速男に近寄り、手を伸ばして救助しようとした。 「ありがてえ…!やっぱり俺は選び抜かれたスペシャルな人間だぜ…! よりによって天使が助けに来てくれるとは…」 ピンクの水着を身に付け、可愛い麦藁帽子をかぶった美少女が、 自分に向かって太陽の光を浴びながら手を伸ばす光景は、 一晩漂流し続けた男にとって神々しい以外の何者でもなかった。 (まったく、軍人の癖に精神もまともに保てないとは…。AEUもたかが知れている。) ティエリアはともかくも、男をボートに引き上げてやった。 男がげっそりした表情で、荒く息をし、ボートに転がった。 小さいボートが男の体で一杯になる。 救助を決めた以上、ティエリアは迅速に救護活動を開始した。 男のパイスーを脱がし全裸にさせると、持ってきた厚手のタオルでくまなく体の水分を 拭きとり、タオルケットで包んでやった。続いて、常温水を与える。 男がごくごくと飲み干すのを確認して、今度は栄養補助ドリンクを差し出した。 これだけでも、随分体力は回復するはずだ。 自分の任務は遭難者を島から離れた場所まで移動させる事。 後はどうなろうと、知った事ではない。 一応心拍と呼吸を確認しながら、目指す砂浜までのルートを思い描く。 男の冷え切った体にわずかに熱が戻ってきた。 「名前は?」念のため、聞いてみる。 「パトリック・コーラサワー…。AEUのスペシャルなエースパイロットさ…。天使さん…。」「………。」 よぼつく体を震わせながら、それでも精一杯かっこつけて親指を立てるコーラサワーに、絶対零度の冷たい視線を浴びせた。 そのままさっさとハンドルに向かい、エンジンをかけて発進させる。 「へへ…。天使さんはやっぱりお堅いってか…?ツンデレってやつかな…。」 後ろからコーラサワーがぼそぼそ呟いているのが聞えてくる。 (錯乱か妄想か良くわからんが、とにかく治療が必要なようだ。 この程度の人間がエースだとは全く信用できないが、 一番叩きやすいのはAEUかもしれない…。スメラギさんに進言してみるか…。) そんな事を考えながら、ティエリアは予定の砂浜目指して舵を切った。 コーラサワーはボートに横たわって、海原をまっすぐに見据えて舟を進ませる 天使の後姿を眺めていた。ふらつく頭で見る彼女は、ぼーっと霞がかかったようで 夢かうつつかの判断にも戸惑う不可思議さだった。 少女は決して後ろを振り返ろうとはしない。 それどころか、自分の存在に気を留める事もなく、ひたすら操縦に専念している様子だ。 麦藁帽子が風に打たれ、赤いリボンがひらひらとなびいている。 それだけで、少女の美貌が普通ではない事を想像させるに十分だった。 改めて、少女の肢体を上から下まで、じっくりと観察した。 細く長い手足に、華奢な腰のライン。 熱帯の海水に似合わぬ、透けるように白い肌がまるで淡い光を放っているようで、 コーラサワーは混迷した。 「俺…、もしかしたら…死んじまったのか…?」 ぴくっと、天使が聞き耳を立てたのがわかった。 「そうなのかな…?天使さん…あんた実は本当の天使なんじゃないの? この俺のために、天界随一のエース天使のあんたが、迎えに来てくれた…。 そう言うことか?」 「…。」返事はなかった。 ボートが風を切り、熱い潮風が耳元で唸る。 「へへ…っ…。やっぱ、そうなのか…。」コーラサワーは完全に勘違いした。 涙声になって、ボートに仰向けになると、眩しい太陽に目を細めた。 「太陽も潮風もちゃんと感じるってのに…。へへっ・・。しょうがないな…。 ま、あの世もこんな極楽世界なら、全然アリってもんか…。」 コーラサワーは悟りを開いたかのような心境になった。 現世に思い残す事は何もない─。 涙の滲むまぶたをぐいっと拭って、生前の自分を回顧してみた。 AEUのスペシャルエースパイロットとして、世界を股に駆け回ったあの頃…。 そうだ、俺は確かに世界で一番輝いていた…。 次の瞬間、場面がくるっと変わった。 ん?真夜中、ベッドに無言で座っている自分の後ろ姿がフラッシュバックする。 暗闇の中、大型テレビに映るのは最近デビューしたばかりのAV嬢だ。 テレビの中でくんずほぐれつ喘ぐ彼女をオカズに、 しこしこと手を動かしている、まるで猿のような自分…。 「ひいいいっ!!」大声で叫んだ。 ティエリアがびくっと硬直し、後ろをそろそろと振り返った。 コーラサワーはやつれた表情のまま虚空を睨んで、なにかブツブツ独り言を繰り返している。 (完全に、錯乱しているな。まあ、ちょうど良かった。 この様子では俺の事も思い出せないだろう。) ティエリアは早くもミッションの成功を予感した。再び前を向いて舟を走らせる。 (一番重要な事を忘れてたぜ…!この天才パイロットの俺様がよりによって童貞のまま あの世行きなんて、あっちゃいけない事じゃねえか…!!そうだろ?みんな。) 思い出の中の兵士や観客が、満場一致で頷いた。 (そもそも俺様が童貞なのはなんでだ?モテないからか?この最高傑作2000回の俺が?) コーラサワーが両手を大きく開いて、観客に語りかける。観客が大きく首を横に振った。 (その答えはただひと~つ!!このスペシャルゴージャスなパトリック・コーラサワーにふさわしい、ウルトラビューティーな女神を待ってたから…!!それしかねえ!!) 観客が勢いよく首を縦に振った。 (故に!!生前ひたすら清廉に禁欲を保ち続けたドリーマーな俺は、 その努力にふさわしい見返りを受ける価値がある!!) その通りだ~!!ブラボー!! コーラサワーがびしっと人差し指で一点を指した。 (神が与えた答えが、これだ!!) 指の先にはピンクの美少女の後姿があった。 (この天使こそ、冥土の土産に神が下さったありがたいスペシャルギフト!!) いいぞ!パトリック!! (ありがたく頂いて、来世につなげるぜ!!) いいぞ~!!お前は俺たち童貞の星だ~!!ワーワー!!! コーラサワーは節々痛む体に力を入れ、なんとか腕をついて起き上がった。 ボートがぎしっと揺れたが、ティエリアはそれを波のためだと誤認した。 風に、ピンクのスカートがひらひら揺れる。もともと水着仕様の短いスカートだ。 その下の水着のパンツがちらちら簡単に覗いた。コーラサワーの体に力が漲ってくる。 「……。」タオルケットを手放し、無言でティエリアの背後ににじり寄った。 全裸のコーラサワーの下半身が、もうすぐ童貞とおさらば出来る期待に、 むくむくと持ち上がってきた。 潮風が全体に絡み付いてくる。風の動きがまるで誰かに触られているようで、 ますます淫欲が高まってきた。 (おお神よ…!ありがたい思し召しです…。あなた自ら慰めていただけるとは…。 清貧を保ち続けたのは、まさにあなたのためでありました…!) ティエリアは近づいてくる男の欲情に全く気がつかない。 コーラサワーが背後から急に抱きついた。手に力をこめて、ぎゅうぎゅうと抱きしめる。 「───!!!」 ティエリアは突然の事態に混乱した。 コーラサワーの荒い息が耳にかかり、潮に濡れた肌がねっちょりとくっついてきた。 完全に勃起した下半身が、水着ごしにぐりぐりと押し付けられてくる。 「天使さん…。俺が相手でよかったな…?神様も人選には気をつけてるらしいぜ…!」 ティエリアはあまりのおぞましさに全身の毛が逆立った。 「なにを言って…」 「あんたもよっぽど優秀なんだろうな…。 何といってもこの俺様の筆おろしが出来るんだから…!!」 コーラサワーが腰を押し出してペニスをスカートの中に入れ、水着の上から押し当てると、尻の割れ目に沿うように軽く上下に擦った。ぞわぞわっと寒気が全身を通り抜ける。 「やめろ…っ!!」 ティエリアは振り向いて一撃食らわそうとしたが、ハンドルがぶれ、 ボートが大きく傾いてしまい、ハンドル操作に戻るしかなかった。 再び前を向いたティエリアの腰を、コーラサワーがぐいっと後ろに引っ張り、尻を突き出させた。 まだボートが左右に大きく揺れて、ティエリアは手を離すことが出来ない。 次の瞬間、「はあ…っ…!!」一瞬、快感が走り、ティエリアが思わず声を出した。 コーラサワーがティエリアの股で自身をはさむように、後ろから擦りつけていた。 コーラサワーの意外に長い肉棒が文字通りティエリアの蟻の橋を渡っていた。 そのまま前後に腰を動かす。 水着ごしにティエリアの性器の下を、コーラサワーが往復して、 想定外の快感がティエリアを襲っていた。 「あ…っ…あ…っ…」ティエリアの顔が歪む。 ハンドルを持つ手が小刻みに揺れ、ボートが違う方向に大きく旋回した。 コーラサワーが腰を揺らしながら、ティエリアの尻を撫で上げた。 びくっとティエリアが奮えた後、体に力が入ったのがわかり、 コーラサワーは自分の体内に男性ホルモンが充満していく様子を、ありありと感じた。 大きくなった自身がさらに膨れ上がっていくのがわかる。 はやく中に入れたい─。熱くたぎった下半身が力いっぱい叫んでいた。 よっしゃあ、やってやるぜ!!そう思って引き抜こうとしたその時、違和感に気付いた。 今まで女性器という物は視覚でしか拝んだ事がない。しかもいいとこ裏ビデオだ。 だが、目の前の天使の股間は自分の想像とあまりに違っていた。 なんでこんなにもっこりしてるんだろう…? 肉棒を股に擦りつけながら、天使の股間の感覚を確かめてみる。 明らかに異物感があり、しかもどんどん大きくなっているようだ。 (まさか…)コーラサワーは右手を前に伸ばしてみた。 「あうっ…!」ティエリアがさらに刺激を受け、大きくのけぞった。 確かめるように前の膨らみを探る。 「あ…ん…っ…あ…う…!」ティエリアの喘ぎにさらに淫らなものが混じる。 ハンドルはもうぶれっぱなしで、いまやボートは迷走していた。 「これは…」コーラサワーが本能的に察知した。「オトコ…か…」 一瞬で体から力が抜け、膝から崩れ落ちそうになるほど、落胆した。 (なんてこった…。神よ…。あんまりです……) しかし、落ち込んでいる余裕はなかった。 コーラサワーの手に押し付けるように、ティエリアの腰が、妖しくくねり始めたのだ。 どんどん、水着ごしにモノが大きくなっていくのがわかる。 「は…あ…ああ…ん…あ…ぁあ…」 いやらしい声を出しながら、ティエリアが遂にハンドルに突っ伏して、腰を前後し始めた。コーラサワーの少し曲げた指に絡みつかせるように、下半身を動かしていく。 (あ…う…きもちいい…なんだ…この感覚は…?) ミッションの事が頭から離れないのに、どうしても体が疼いてしまう。 いままで自慰も知らずにくそ真面目だったティエリアにとって、 初めての性的快感は抗う事の出来ない、あまりにも刺激的なものだった。 そのまま、ぐいぐいっと腰を前後し、コーラサワーの前に延びたペニスに、 性器全体を擦りつけていく。 水着の上からでも十分に気持ち良く、これをやめる事など不可能に思えた。 コーラサワーは、急に積極的になったティエリアにとまどっていた。 相手が男だと知った以上、いくら見た目が良くても本能的に萎えてしまう。 ──はずだった。 なのに、自分の下半身はさらに興奮の度合いを高めていることに気付いた。 擦れあう刺激のためか、ティエリアの淫らな喘ぎのせいか、はたまた自分に意外な趣味があったのか─。一瞬頭で考えようとしたが、すぐに回路は停止した。 「まっ…どうでもいっか。そんな事…。天使はもともと男も女もないしな…!!」 思い切りの良さと勘違いに掛けては天下一品の男、コーラサワーである。 言い聞かせるように頷くと、早速動きを強めて、ティエリアを責めはじた。 ティエリアの尻をさらに引き寄せ、自身の腰を跳ね上げるように動かし、 水着越しに強く性器を擦り合わせる。 前に回した手の平でティエリアの膨れたペニスを水着の上から掴むように圧迫し、 くねくねと指を這わせてやった。ティエリアの腰ががくがく揺れ、声が切羽詰ってきた。 「ぁああ…ああんっ…やあぁ…ああぅ…」 麦藁帽子で表情は伺えないが、声だけでもどんな顔をして喘いでいるのか、はっきりわかった。ティエリアの体がのけぞり、全身がぴくぴく震えだした。 「気持ちいいか?」 コーラサワーの問い掛けには答えず、喉をそらして刺激に耐える。 麦藁帽子のリボンが、コーラサワーの顔にまとわりついた。 そのまま腰に力を入れて、感度を高めていく。 ずり上がった麦藁帽子が今にも脱げ落ちそうだ。 ボートが岸とは反対方向の大海原を疾走していく。 「ああぅぅ…あああ…」ティエリアの声がますます大きくなってきた。 その時、胸元で通信機が作動した。 「ティ…」 スメラギの声が響いてきて、ティエリアはなんとか理性を保ち、 背後の男に余計な情報を与えまいと、音量を絞った。 コーラサワーが、指を小刻みに震わす。 「ひ…あぁああ…!!」 通信機から届いた予想外の音に、スメラギは戸惑った。 「ちょ…大丈夫?」「あ…く…ッ…。」「ティエリア?」 「も…問題…あり…あう…んッ…!ませ…ん」「ティエリア!!」 「直ちに、う…ミッション遂行…のための…進路を…く…取ります…」 何とかそう答えて、完全に通信機の主電源を落とした。 (邪魔されたくない…。)もっと快楽が欲しかった。 ぐいっ!! その時コーラサワーが手と腰に力をいれ同時に圧迫した。 「ひゃあああんんっ…!!」 ティエリアがか細い声をあげ、麦藁帽子が遂に風に飛ばされ、あっという間に遠ざかった。ティエリアの髪があらわになって顔にかかり、コーラサワーの鼻先でいい匂いがした。 後ろからティエリアを抱きしめる。二人とも、がっくりと膝を折った。 操縦者を失ったボートが速度を緩め、慣性だけで水面を走った。 コーラサワーはスカートの中でティエリアの水着に出してしまっていた。 一方のティエリアは、水着の中で果ててしまったらしい。 ティエリアは夢精以外のはじめての射精の快感に、完全に酔っていた。 二人はしばらく心地いい風とお互いの体のぬくもりに身を任せていた。 やがて、コーラサワーがティエリアを振り向かせ、正面からはっきり顔を見た。 「…おお……」眼鏡をかけていないティエリアは、想像以上の美しさだった。 先ほどの行為に照れているのか、少し顔を赤くして、うつむいてしまった。 (ピンクの天使だ…。やっぱり天国はいいところだぜ…!) 素直に神に感謝した。 天使のスカートに目をやると、自分の白濁が中からつーっと太ももを伝っていくのが見えた。 (天使の太ももを俺のスペルマ君が…!!ていうか、まだ筆おろししてねえ…) 目的を思い出し、再び欲がもたげてくる。 そのままがばっとティエリアに抱きついた。 「や…っ!!」ティエリアが抵抗する。 押さえつけるコーラサワーには、遭難者とは思えないほどの力が漲っていた。 暴れるティエリアを狭いボートの端に押し付け、正面からスカートに手を掛けた。 ベルトが締まっているとはいえ、所詮水着に附属のお飾りスカートである。 たいした抵抗もなく、あっという間に脱がされてしまった。 「ふ……」露わになった水着のパンツに、コーラサワーの目がギラギラ光った。 前と後ろ、三角形のピンクの布の端から出た赤い紐が、横の肌でちょうちょ結びになっていた。いわゆる、ひもパンである。 「わかってんじゃねえか…っ!!さすがにスペシャルエンジェルだぜ!」 コーラサワーにめらめらと男の欲情がたぎって来る。 水着の股間部分に、コーラサワーの白濁がべっとりこびり付き、 中からはティエリアの液が滲み、布の端からつーっと零れ落ちていた。 ティエリアは羞恥心で消え入りたい気分だった。 ミッション…ミッション…そう繰り返すが、再び持ち上がってきた半勃ちのコーラサワーから目が離せない。 コーラサワーがひもに手をのばす。 「だめだ…っ」 戸惑いと恐れで、ティエリアが身をよじって逃げ、勢いをなくしたボートが、大きく揺れた。 ティエリアが無意識にバランスを取ろうと、その場で静止した。 「あっ…!!」その瞬間、コーラサワーの手が、ティエリアの濡れた股間を掴んだ。 そのまま、揉むように扱かれ、ティエリアに強い快感が走った。 コーラサワーが両手で全体をゆっくりと愛撫した。思わず足が開く。 「ん…あっ…あっ…や…め…ああ…ん…っ!」 手が軟体動物の様に動き、たまらずティエリアの前が形を変えてくる。 その様子をじっくり眺めていたコーラサワーが、がばっと覆い被さると、 「いいんだろ…?」と耳元に低い声で囁いた。 さっきまでのオラオラ調と違い、成熟した大人の男の雰囲気が漂っていて、 ティエリアは一瞬支配された感覚に陥った。 続き